台湾就業ゴールドカードとは何ですか?

台湾就業ゴールドカード以下ゴールドカードは、2017年10月に施行された〈外国人専門人材の採用と雇用に関する法律〉 第9条 に基づいて規定されており、台湾に必要な特定技能を持つ外国人人材を受け入れるために、創設された制度です。

2018年に導入されたゴールドカードは、居留査証(ビザ)、労働許可証、外国人登録証(ARC)、再入国許可の含む4つの機能を備えたフォーインワンカードです。オンラインでの申請が可能で、このカードを利用すると、資格を持つ外国人が、有効期限内(1~3年)に、台湾で自由に求職、就職、転職できます。

フォーインワンとは

  • 労働許可:カード保持者が自由に就職活動を行い、いつでも就業し、合法的に兼業し、自由に職を変えることができます。
  • 居留査証(ビザ):180日以上の長期滞在を可能とするビザです。
  • 外国人登録証:台湾に合法的に長期滞在できることを証明する身分証明書です。
  • 再入国許可:台湾への出入りを無制限に許可します。(COVID-19の期間でも適用)

ゴールドカードの有効期間は1年から3年で、申請人の希望に応じて選択できます。有効期限が切れた場合、再申請する必要がありますので、ご注意ください。すべての申請手続きは、外部コンサルタント、民間機関、または企業を利用せずに、ご本人が、オンラインで完了できます。お気軽にウェブサイトを利用してください。

申請人は「特定技能外国人の資格」を持つ必要があります。特定の専門知識を持っている人は、下記の専門技術各分野のうち1つを選んで申請できますので、ご確認ください。採用資格は関連する政府機関によって認定されます、申請者は台湾での仕事を事前に見つける必要はありません。

十大特定専門技術の各分野について

各分野の仕事内容については以下のとおりです。下記の専門分野に最も関連性の高いのを選び、その分野の資格リストから特定の項目を選択してください。

メリット

  1. ゴールドカードは、特定技能外国人に、一定期間、制限のない就労労働許可を提供し、また、特定の雇用主に雇われる必要もありません。
  2. 特定の資格条件を満たす者が、初めて台湾で働く場合、年収が300万台湾ドルを超える部分について課税年度から5年間、半額の税金免除を申請する権利があります。
  3. ゴールドカードを持つ者の配偶者や子供は、親族居住権を申請することが可能です、直系尊属の探訪ビザの滞在期間は最長1年に拡大されます。
  • 直系尊属の定義:ご本人と配偶者の両親、祖父母、曾祖父母。
  • 停留査証(ビザ):滞在期間は6か月から最大1年までです。期限切れ後も延長申請でき、期間内は無制限に再入国が可能です。
  1. ゴールドカードを持つ者が3年以上継続して台湾に在留(年間平均183日以上)していることで、永住許可の申請が可能です。台湾で博士号を取得した場合、1年短縮されます(香港とマカオの居住者を除く)。
  2. 特定専門分野の業務で雇用されている者、又は台湾での雇用主、又は自営業者であるゴールドカード保持者とその扶養家族は、6か月の待機期間制限なく、直接、国民健康保険に加入できます。