銀行・金融支援

初めて台湾に来た外国人(就業ゴールドカード保持者を含む)の場合、銀行口座を開設するのに少なくとも半日必要です。開設すると、友人や販売業者への送金、水道、電気、ガスな料金などの自動引き落としや、オンラインショッピングなどが可能になり、台湾での生活の利便性が大幅に向上します。

以下のガイドライン(Talent Taiwan 記事内の関連情報を含む)をよくお読みのうえ、ご参考ください。これにより、銀行口座開設に要する時間を短縮し、今後窓口での対面手続きが必要となる可能性を低減できると期待されます。

銀行口座開設を予定されているゴールドカード保持者へ

ゴールドカードの身分証明書および居留証(ARC)としての機能

台湾就業ゴールドカードは、政府が発行する身分証明書であり、その機能は外国人居留証(ARC)と同等です。

ただし、ゴールドカードは一般の外国人住民に比べて所持者が少ないため、一部の銀行職員がカードの性質や用途について十分に理解していない場合があります。そのような場合には、必要に応じて台湾の 関連法令 を提示し、ゴールドカードが ARC と同等であることを確認してもらうことができます。

住所および就職証明がない場合:銀行口座をスムーズに開設するには

ゴールドカード保持者は、住所登録や就業先が未定の状態でも台湾に入境することができます。しかし、一部の銀行では、これらの情報が不足している場合、銀行口座の開設やクレジットカードの申請が難しくなることがあります。

台湾では、 台湾銀行兆豊銀行華南銀行第一銀行 の4つの政府系金融機関が、ゴールドカード保持者への対応経験を比較的多く有しています。ただし、これらの銀行においても、各行の内部規定に基づきリスク評価(審査)が行われる必要がありますので、あらかじめご留意ください。

ゴールドカード保持者は、 入境後(または住所変更後)30日以内に台湾での居住住所を更新する 必要がありますので、ご注意ください。銀行口座を開設する際は、事前に各銀行が求める住所および住所証明書類の要件を必ずご確認いただくことをお勧めいたします。

また、2024年に実施された調査において、外国人専門人材、ゴールドカード保持者、国際学生から高い評価と推薦を受けた上位5行への相談を優先的に検討するのもよいでしょう。 これらの銀行は国泰世華銀行、中国信託商業銀行(CTBC)、玉山銀行、HSBC銀行、および兆豊銀行です。

*ご注意:すべての国際銀行口座が台湾の支店と連携できるわけではありません。たとえば、HSBC銀行では、「Advance」または「Premier」レベルの顧客のみにこのサービスが提供されています。

銀行口座の開設、クレジットカードの申請、その他の金融サービスに関する詳細な手続きやガイドラインについては、Talent Taiwan の 銀行関連記事 の内容を参照いただくことをお勧めします。

所得税の申告

台湾の課税期間は1月1日から12月31日までで、所得税の申告と納付は翌年の5月1日から5月31日までに(5月31日が休日の場合は、その翌営業日に延長されます)行う必要があります。

就業ゴールドカード保持者には台湾滞在日数の制限はありませんが、滞在日数は税額計算に影響します。

また、ゴールドカード保持者として初めて台湾で働く場合、年収が300万台湾ドルを超える部分について、最初の課税年度から5年間、半額の免税を受けられます。

国税局では英語と日本語による無料の税務相談サービスを提供しています。 電話番号:(02)2311-3711(内線1116)

詳細については国税局の ウェブサイト(日本語) をご参照ください。